着物の高額買取を実現する7つのコツ|査定額の増やし方！

「家にある古い着物は売れるの？」
「査定で損しないためにはどうしたらいいの？」

このような悩みを解決する記事です。

着物をできるだけ高く売るための7つの具体的なコツを、実例とともにわかりやすく紹介。実際に数万円から数十万円の査定額アップにつながったケースも取り上げています。

証紙や保管方法、業者の選び方など、少しの工夫で査定額に大きな差が出ることを、筆者自身や利用者の体験談からもお伝えします。

着物買取で高額査定を実現するための基本知識

着物は日本の伝統的な衣装として長い歴史を持ち、その価値は素材や技法、作家、産地などによって大きく変わります。眠っている着物を手放そうと考えるとき、できるだけ高く買い取ってもらいたいものですよね。

しかし、多くの方が「どうすれば着物を高く売れるのか」「どんな着物が高額査定されるのか」といった疑問を持っています。実際、着物の買取相場は種類によって数千円から数十万円まで幅広く、同じ着物でも買取業者によって査定額が大きく異なることもあります。

ここでは、着物買取の専門家の知見をもとに、着物を高額で売るためのコツや注意点を詳しく解説します。眠っている着物を価値あるものとして再評価し、満足のいく形で手放すための参考にしていただければ幸いです。

着物買取の相場を知っておこう

着物の買取相場は種類によって大きく異なります。バイセルの買取実績によると、染着物の場合、訪問着は最大で約20万円、加賀友禅は約18万円、京友禅は約15万円、振袖は約14万円などの買取実績があります。一方、織着物では大島紬が最大約20万円、黄八丈が約18万円、郡上紬や芭蕉布が約15万円などとなっています。

帯についても、袋帯は最大約20万円、名古屋帯は約12万円、丸帯は約5万円などの相場があります。これらはあくまで状態の良い高級品の場合であり、実際の査定額は着物の状態や需要によって変動します。

着物買取において価格に影響する主な要素は以下の通りです：

• 作家・ブランド：人間国宝や有名作家の作品は高額査定される傾向にあります
• 産地：本場大島紬や結城紬など、有名産地の着物は価値が高いとされています
• 素材：正絹（絹100%）の着物は高く、化繊のものは低めの査定になります
• 状態：シミや傷がなく、仕付け糸が付いた未使用品は高く評価されます
• 証紙の有無：産地や作家を証明する証紙があると価値が上がります

これらの要素を理解しておくことで、自分の持っている着物がどの程度の価値を持つのか、ある程度予測することができるでしょう。

着物買取で高額査定を得るための7つのコツ

コツ1：証紙や箱書きは必ず保管しておく

着物の価値を証明する「証紙」や「箱書き」は、買取価格を大きく左右する重要な要素です。証紙とは、着物の産地や作家、素材などを証明する小さな紙のことで、通常は反物の端に付けられています。箱書きは、着物を収めた箱に記された作家や産地の情報です。

これらがあることで、その着物が本物であることや、どのような価値を持つかが明確になります。特に人間国宝や有名作家の作品、伝統工芸品に指定されている産地の着物などは、証紙があるかないかで買取価格が数倍変わることもあります。

例えば、バイセルの買取実績では、証紙付きの本場大島紬（白大島紬）24算15マルキ、作家：阿多利末弘の着物が21万円で買取された例があります。同様の着物でも証紙がない場合は大幅に価格が下がる可能性があります。

着物を保管する際は、着物本体だけでなく、証紙や箱書きなども一緒に大切に保管しておくことをおすすめします。もし証紙が着物から外れてしまっている場合でも、捨てずに着物と一緒に査定に出すようにしましょう。

コツ2：シミや汚れは専門家にクリーニングを依頼する

着物にシミや汚れがあると、買取価格は大幅に下がってしまいます。特に表地についた目立つシミは、着物の価値を大きく損なう要因となります。しかし、自己流のクリーニングは逆効果になることが多いので注意が必要です。

着物は非常にデリケートな素材でできているため、一般的な洗剤や水洗いで汚れを落とそうとすると、色落ちや生地の損傷を招くリスクがあります。特に正絹（絹100%）の着物は水に弱く、素人の手入れでは取り返しのつかない状態になることもあります。

もし着物に目立つシミや汚れがある場合は、着物専門のクリーニング業者に依頼することをおすすめします。専門業者であれば、着物の素材や染め方に合わせた適切なクリーニング方法を選択してくれます。

ただし、クリーニング費用と買取価格のバランスも考慮する必要があります。高額買取が期待できる着物であれば、クリーニング費用をかけても十分元が取れる可能性がありますが、もともとの価値があまり高くない着物の場合は、クリーニング費用が買取価格を上回ってしまうこともあります。

買取に出す前に、まずは無料査定を利用して着物の価値を確認し、クリーニングするかどうかを判断するのが賢明でしょう。バイセルでは、シミや汚れがある着物でも査定対象としており、状態に応じた適正価格で買取を行っています。

コツ3：仕付け糸は付けたままにしておく

着物の「仕付け糸」とは、着物を仕立てる際に形を整えるために縫い付けられる白や赤、青などの糸のことです。この仕付け糸が残っていることは、その着物が未使用であることの証明になります。未使用品は中古品よりも高く買い取られるため、仕付け糸は可能な限り付けたままにしておくことをおすすめします。

特に振袖や訪問着などのフォーマルな着物は、未使用品であれば高額査定が期待できます。バイセルの買取実績では、仕付け糸付きの未使用品の振袖セットが30万円以上で買い取られた例もあります。

ただし、着物を着用する際には仕付け糸を取る必要があります。一度着用した後に再び仕付け糸を付けることはできませんので、着物を買取に出すことを前提に保管している場合は、仕付け糸は絶対に取らないようにしましょう。

また、仕付け糸が一部取れてしまっている場合でも、残っている仕付け糸はそのままにしておくことをおすすめします。部分的に仕付け糸が残っていることでも、その着物の状態が良いことの証明になります。

コツ4：着物はたたんで保管し、定期的に風を通す

着物を長期間保管する場合、適切な方法で保管することが価値を維持するために重要です。着物は湿気やカビ、虫食いなどによって劣化しやすいため、保管方法には特に注意が必要です。

着物の正しい保管方法は以下の通りです：

• 着物は必ず畳んで保管する（ハンガーにかけると生地が伸びる原因に）
• 桐箪笥や防虫効果のある専用の収納ケースを使用する
• 湿気の多い場所は避け、風通しの良い場所で保管する
• 直射日光が当たる場所は避ける（色あせの原因に）
• 防虫剤を適切に使用する
• 定期的に（季節の変わり目など）風を通す

特に重要なのは、定期的に風を通すことです。長期間同じ状態で保管していると、湿気がこもってカビが発生したり、虫が湧いたりする原因になります。季節の変わり目や、2〜3ヶ月に一度は箪笥から出して風を通すようにしましょう。

また、着物を畳む際には必ず表を内側にして畳むことで、表面の色や柄を保護することができます。さらに、酸性紙ではない中性紙や和紙を間に挟むことで、着物同士が擦れて傷つくのを防ぐことができます。

適切に保管された着物は状態が良く保たれるため、買取時にも高い評価を受けやすくなります。特に高価な着物や作家物の着物は、保管状態が買取価格に大きく影響するため、細心の注意を払いましょう。

コツ5：複数の買取業者で査定を受ける

着物の買取価格は業者によって大きく異なることがあります。これは各業者が持つ販売ルートや、得意とする着物の種類、査定基準などが違うためです。そのため、一社だけでなく複数の業者で査定を受けることで、より高い買取価格を引き出せる可能性があります。

バイセルの買取実績では、他社で5,000円や2,400円という査定額だった本場大島紬（白大島紬）が、バイセルでは21万円で買い取られた例があります。このような大きな差が生じることも珍しくありません。

複数の業者で査定を受ける際のポイントは以下の通りです：

• 最低でも3社程度の査定を比較する
• 大手買取業者と着物専門の買取業者の両方に査定を依頼する
• 出張買取を利用すれば、複数業者の査定を受けても手間が少ない
• 各業者の査定額だけでなく、対応の丁寧さや信頼性も考慮する
• 高額査定を提示された場合でも、即決せずに他社の査定も受ける

特に価値の高そうな着物や作家物、証紙付きの着物などは、業者間で査定額の差が大きくなる傾向があります。時間と手間はかかりますが、複数の業者で査定を受けることで、納得のいく価格で着物を手放すことができるでしょう。

ただし、あまりに多くの業者に査定を依頼すると、時間や手間がかかりすぎてしまうため、評判の良い業者を3〜5社程度選んで査定を依頼するのが現実的です。バイセルでは無料の出張査定を行っており、査定後に納得がいかなければキャンセルすることも可能です。

コツ6：まとめて売ると査定額がアップする可能性がある

着物を一点ずつ売るよりも、まとめて売ることで査定額がアップする可能性があります。これは買取業者にとって、一度の取引で多くの商品を仕入れられるメリットがあるためです。特に同じシリーズの着物や、帯と着物のセット、和装小物なども含めてまとめて売ることで、単品で売るよりも総額が高くなることがあります。

バイセルの買取実績では、振袖・名古屋帯・訪問着など複数点をまとめて出張買取で売却したケースで39万円の買取金額になった例や、多数の著名作家や有名産地の着物や帯をまとめて売却して160万円以上になった例もあります。

まとめ売りが効果的なケースは以下の通りです：

• 同じ作家や産地の着物を複数持っている場合
• 着物と帯、和装小物がセットになっている場合
• 同じシーズンや用途（礼装用など）の着物が複数ある場合
• 家の整理で一度にたくさんの着物を手放したい場合

また、単品では価値が低いと判断されるような和装小物や帯なども、着物とセットで売ることで買取対象となることがあります。バイセルでは、着物だけでなく帯や和装小物も買取対象としており、まとめての査定も可能です。

ただし、価値の高い作家物や希少価値の高い着物は、単品で売った方が高額になる場合もあります。査定時に「この着物は単品で査定した方が高くなりますか？」と質問してみるのも良いでしょう。

コツ7：買取業者は実績と信頼性で選ぶ

着物買取において、業者選びは非常に重要です。実績と信頼性のある業者を選ぶことで、適正な価格での買取や、丁寧な対応を期待することができます。特に高価な着物や作家物の場合は、着物の価値を正確に見極められる専門知識を持った業者を選ぶことが大切です。

信頼できる買取業者の選び方のポイントは以下の通りです：

• 古物商許可を取得している（法律で義務付けられている）
• 会社情報や住所、電話番号などが明確に公開されている
• 査定料や出張料などの手数料が明確で、隠れた費用がない
• 着物専門の査定士が在籍している
• 買取実績が豊富で、具体的な買取事例が公開されている
• 口コミや評判が良い
• クーリングオフ制度など、顧客保護の仕組みがある

バイセルは東証上場企業が運営する買取サービスで、累計買取数は3,700万点以上（2015〜2023年の合計買取数）の実績があります。また、コンプライアンス専門部署の設置やクーリングオフ制度の導入など、顧客保護にも力を入れています。

さらに、大手百貨店やオンラインでの販売ルートを持っているため、他社より高価格での買取が可能となっています。具体的には、新宿髙島屋店、京都髙島屋店、大阪髙島屋店、柏髙島屋店での販売や、楽天市場、ヤフーショッピング、公式サイトでのEC展開を行っています。

信頼性の高い業者を選ぶことで、安心して着物を手放すことができますし、適正な価格での買取も期待できます。特に高価な着物や思い入れのある着物を売る場合は、実績と信頼性を重視して業者を選びましょう。

着物買取で査定額が下がる要因と対策

査定額を下げる主な要因

着物の買取において、査定額を下げてしまう要因はいくつかあります。これらを理解し、できる限り対策することで、より高い査定額を目指すことができます。

査定額を下げる主な要因は以下の通りです：

• シミや汚れ：特に表地についたシミや汚れは大きく減額要因となります
• カビや虫食い：保管状態が悪く、カビや虫食いがある場合は大幅に価値が下がります
• 破れや傷：生地の破れや傷は修復が難しく、価値を大きく損ないます
• 変色や色あせ：日光や経年劣化による変色や色あせも減額要因です
• タバコやペットの臭い：着物に染み付いた臭いは除去が難しく、価値を下げます
• 仕立て直しや補修の跡：オリジナルの状態から変更されていると価値が下がります
• 証紙の紛失：作家物や産地物の証明がないと価値が証明できません
• 流行遅れのデザイン：現代では需要が少ないデザインや色柄は評価が低くなります

これらの要因がある場合、買取価格は新品時の10〜30%程度、あるいはそれ以下になることもあります。特にシミや破れがある場合は、買取自体が難しくなることもあります。

対策：適切な状態確認と事前準備

査定額を下げる要因に対しては、以下のような対策が考えられます：

• 買取前の状態確認：着物を広げて、シミや破れがないか確認しましょう
• 簡単なお手入れ：埃を払うなど、簡単なお手入れを行いましょう（ただし素人による洗濯は避ける）
• 証紙や箱書きの確認：証紙や箱書きがあれば必ず一緒に査定に出しましょう
• 適切な保管方法への改善：今後のために、正しい保管方法を実践しましょう
• 専門家によるクリーニングの検討：価値の高い着物は、専門家によるクリーニングを検討しましょう

また、バイセルでは状態が悪い着物でも査定対象としており、シミのある着物、シワのついた着物、証紙を紛失した着物、家紋付きの着物なども査定可能です。まずは無料査定を利用して、現状での価値を確認することをおすすめします。

状態が良くない着物でも、作家や産地、素材などによっては価値があると判断されることもあります。特に、バイセルのような独自の販売ルートを持つ業者であれば、一般的な市場では価値が低いと判断されるものでも、適切な価格で買い取ってもらえる可能性があります。

バイセルが選ばれる理由と買取サービスの特徴

バイセルの着物買取サービスの特徴

バイセルは着物買取において多くの実績を持ち、お客様からの高い評価を得ています。その特徴は以下の通りです：

• 豊富な買取実績：累計買取数3,700万点以上の実績があり、着物買取のノウハウが豊富です
• 専門知識を持った査定士：経験豊富な査定士が丁寧に査定し、着物の価値を適正に評価します
• 独自の販売ルート：大手百貨店やオンラインでの販売ルートを持ち、高価格での買取が可能です
• 幅広い買取対象：振袖、訪問着、作家着物、小紋、京友禅、帯、留袖、付け下げ、紬、和装小物など多様な品目を買取します
• 状態が悪い着物も査定対象：シミや汚れがある着物、証紙を紛失した着物なども査定します
• 無料サービス：査定料、出張料、キャンセル料などの手数料が一切無料です
• 安心の体制：東証上場企業として、コンプライアンス専門部署の設置やクーリングオフ制度の導入など、顧客保護に力を入れています

特に、バイセルの独自の販売ルートは大きな強みとなっています。新宿髙島屋店、京都髙島屋店、大阪髙島屋店、柏髙島屋店での販売や、楽天市場、ヤフーショッピング、公式サイトでのEC展開により、他社では適正に評価されない着物でも高価買取が可能となっています。

お客様の声：実際の買取体験

バイセルの着物買取サービスを利用したお客様からは、多くの好評の声が寄せられています：

• 「とても丁寧で良かったですよ！私の質問にもよく答えてくれましたし、とても丁寧で良かったですよ！しっかり勉強されているなと思いました！」（埼玉県比企郡ときがわ町・60代女性）
• 「ものすごく丁寧でした！こちらが分からない事を丁寧に教えて下さって、勉強にもなりました！本当に良くして頂いて、着物のことも良くご存知で良かったです！」（大阪府大阪市中央区・70代女性）
• 「査定の最中、査定士さんの表情が明るく安心しました。着物のことや、取り扱い品の提案をスムーズにしていただけたので大変満足しました。」（福岡県北九州市小倉南区・60代女性）

これらの声からも、バイセルの査定士の丁寧な対応や専門知識の豊富さがうかがえます。また、単に買取するだけでなく、着物に関する知識や情報も提供してくれるため、勉強になったという声も多く寄せられています。

バイセルでは2025年4月現在、「1回のご利用で買取金額5,000円以上ご成約の方から抽選で現金10万円が100名に当たる」キャンペーンを実施中です。このキャンペーンは2025年4月1日～4月30日の期間で、出張・店頭買取にて1度に5,000円以上の成約が条件となっています。着物買取をお考えの方には、この機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ：着物の高額買取を実現するために

着物の高額買取を実現するためには、以下の7つのコツを意識することが大切です：

1. 証紙や箱書きは必ず保管しておく：着物の価値を証明する重要な要素です
2. シミや汚れは専門家にクリーニングを依頼する：自己流のクリーニングは逆効果になることも
3. 仕付け糸は付けたままにしておく：未使用の証明となり、高額査定につながります
4. 着物はたたんで保管し、定期的に風を通す：適切な保管方法で状態を良く保ちましょう
5. 複数の買取業者で査定を受ける：業者によって査定額が大きく異なることがあります
6. まとめて売ると査定額がアップする可能性がある：セットや複数点での売却を検討しましょう
7. 買取業者は実績と信頼性で選ぶ：信頼できる業者を選ぶことで適正な査定が期待できます

また、着物買取においては、事前に相場を知っておくことや、査定額を下げる要因を理解し対策することも重要です。状態が良くない着物でも、作家や産地、素材などによっては価値があると判断されることもありますので、まずは無料査定を利用して価値を確認することをおすすめします。

バイセルは東証上場企業が運営する買取サービスで、独自の販売ルートを持ち、幅広い着物や和装小物を買取対象としています。査定料や出張料などの手数料も一切無料で、安心して利用できるサービスとなっています。

大切に保管してきた着物も、適切な方法で手放すことで新たな価値を生み出します。この記事で紹介したコツを参考に、満足のいく形で着物を手放していただければ幸いです。

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